現在の高齢者住宅制度は、三つの大きな矛盾を抱えています。
① 特養ホーム(老人福祉施設)と高齢者住宅の役割の混乱・矛盾
② 有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅の混乱・矛盾
③ 高齢者住宅に適用される二つの介護報酬の混乱・矛盾
特に、大きな社会問題になっているのが、「囲い込み」と呼ばれる不正行為です。
「囲い込み」は、系列サービスをたくさん使わせることが不正だと思っている人が多いのですが、
系列サービスを使わせること、限度額一杯まで利用することが不正なのではありません。
不正の根幹は、経営者など第三者による営利目的の「ケアマネジメント」への不正関与です。
「どこでもやっている」と安易に考えている人も多いのですが、
不正に関与したケアマネジャー・介護スタッフは行政・民事・刑事の厳しい罰をうけることになります。
それは介護業界で二度と働けないだけでなく、人生を破綻させるほどの巨大リスクなのです。
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