介護事故報告書は、大きく二つのパートから成り立っています。
一つは、「状況把握・原因検討・初期対応の検証結果の報告」
そしてもう一つが、「家族等への報告・改善策の検討・収束までの追記」です。
ここまで述べてきたように、介護事故の検証は
◆ 事故状況の把握 5W1H(いつ、どこで、だれが、何を、なぜ、どのように・・・)
◆ 事故発生時・発見時の初期対応は適切なものであったか(初期対応マニュアルに沿っていたか)
◆ その事故の発生した原因は何か (建物設備・介助ミス・身体機能低下)
の三つのポイントから整理します。
前半部分の報告書のポイントは以下の通り
① 事故の概要 ~どのよう事故を整理するのか~
② 事故の発生状況 ~発生状況を的確に伝える~
③ 初期対応 ~誰が、いつ、何をしたのか~
④ 原因の検証・課題の整理 ~原因は何か、初期対応は適切だったか~
ここでは、「夜間の排泄時の車いすからの転落事故」の介護事故報告書を例に
記入例とその書き方、ポイントを整理します。
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