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ニュースを読む : 【ニュースを読む】~インフルエンザ集団感染~
投稿日時: 11月30日 (1776 ヒット)

 【ニュースを読む】
~ インフルエンザ集団感染 ~

秋田県北秋田市の鷹巣病院で、インフルエンザの集団感染が発生し、60代~90代の入院患者8名が亡くなった件について、秋田県は、同病院への立入検査の結果を発表した

資料 秋田県新型インフルエンザ対策総合情報
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【解説・論点】
 県の調査によると、10月27日に職員3名、入院患者1名に感染が見つかり、同病院は職員の出勤を停止し、感染者は別室に隔離するなどの措置をとったが、同室だった濃厚接触者を別の病室に移したことで感染が広がった可能性があるとしています。  また、同病院では『院内感染マニュアル』が作成されていたものの、具体的な行動につながるような周知徹底がなされていなかったと言うことも指摘しています。

 インフルエンザなどの感染の問題は、老人ホームにとっても他人事ではありません。
 毎年、インフルエンザの季節はやってきますし、数年に一度は大流行します。家族や訪問者、スタッフなどからインフルエンザのウイルスは持ち込まれることになります。また、免疫力の低下している高齢者が集団で生活しているのですから、あっという間に拡散し、重篤化、死亡につながります。
 老人ホームや病院での院内感染による死亡事故は大きく取り上げられますから、一度名前がでると、そのイメージから脱却することは容易ではありません。スタッフの士気、経営にも大きなダメージとなります。

 インフルエンザだけでなく、疥癬などの感染性の高い皮膚病、0157、ノロウイルスなどの食中毒の対策強化は、病院だけでなく、介護保険施設、高齢者住宅でも不可欠なものです。
 私たちは、この問題を『業務リスクマネジメント』の一つとして検討していますが、『検討している、対策を採っている』というところでも施設によって、その認識には大きな格差があるようです。
 その対策は、『手洗いの励行』と言った単純なものではなく、建物・設備見当から業務の見直し、発生時の訓練まで多岐にわたります。また、『これだけやれば大丈夫』というものではなく、意識が低下しないように、定期的に勉強会やリスク検討を行うなど不断の努力が必要です。
 
 経営者、管理者は、『感染症の拡大』は、安定経営を阻害する大きなリスクであるという認識が不可欠です。  


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