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<はじめに>

 『高齢者住宅』と一口で言っても、元気な高齢者を対象としたものと、要介護高齢者を対象としたものは基本的なビジネスモデル・商品設計が全く違います。それは、学校といっても小学校と大学が全く違うものであるのと同じです。いまはまだ、対象も曖昧なまま、バリアフリーの建物に介護サービスをつけただけの高齢者住宅が増えていますが、事業特性や事業リスクを考えると、高齢者住宅は一部の富裕層を対象としたものを除き、要介護高齢者を対象としたものに確実に集約されていきます。

 これまでの要介護高齢者住宅の建物設備設計は、特養ホームなどの福祉施設をモデルとしたアプローチが行われてきました。しかし、高齢者住宅の競争に勝ち抜くためには、経営管理・サービス管理の視点を基礎とした、より高いレベルの建物設備検討が必要になります。

 高住経ネットでは、高齢者住宅の建物設備に必要な機能を、『起床・就寝』『排泄』『食事』『入浴』などの介助場面、及び『玄関・エントランス』共用廊下・エレベーター』『食堂・リビング』『浴室』『脱衣室』『スタッフルーム』などの場所別に分類し、その建物設備設計、備品検討を行ってきました。
 ここでは、高齢者住宅における建物・設備・備品検討の実務的な流れと、『脱衣室』 の建物設計、設備備品検討を中心に事例紹介を行います。ただし、これが正解というものではなく、いまだ検討課題は残っていますし、建築資材や設備は日進月歩で進んでいます。また、対象ニーズや立地条件によっても検討すべきポイントは変わってきます。あくまで、検討事例の一つとして、お読みいただければと思います。



  118  建物設備備品 実務検討の流れ  ~運営事業者~
  119  建物設備備品 実務検討の流れ  ~開設予定者~
  120  建物設備備品の視点から介護事故を整理・分類する
  121  空間別 安全設計指針を策定する
  122  建物設備備品をケアマニュアル・ケアプランへ繋ぐ
  123  要介護高齢者住宅 浴室脱衣室設計の基本
  124  個別入浴の流れとポイント
  125  浴室脱衣室設計 可変性・汎用性の検討
  126  脱衣室における介護事故の検討
  127  脱衣室の設計・設備・備品の検討ポイント①
  128  脱衣室の設計・設備・備品の検討ポイント②
  129  脱衣室の設計・設備・備品の検討ポイント③
  130  定期的なメンテナンス / 運用チェック