MOVIE

【動 画】 介護保険はどう変わるのか Ⅱ ~福祉と介護の役割分担~

事業モデルを表す経営用語として、BtoB、BtoCという言葉があります。
BtoCというのは、レストランやコンビニエンスストア、スーパーマーケットなど
私たちの一番身近にある一般消費者・個人を対象とした事業モデルのことで、
対して、BtoBというのは、食品メーカーや卸売り業者、商社などの、事業者間取引のことです。

介護サービス事業はどちらでしょうか。
訪問介護も、通所介護も、一般の高齢者を対象とした事業ですから BtoC だと思うでしょう。
確かに、表面的にはそうです。しかし、ここにもう一つ、他の事業にはない特徴があります。
それは、その利用料金・サービスの対価は、公的な介護保険制度が支払っているということです。
つまり、介護サービス事業は、行政(administration) が大きな役割を果たす、A to B to C  という
他に類例のない、公的な社会保険を土台とした民間・営利事業なのです。
それは、制度の安定・公平性なくして、事業の発展はないということを表しています。

しかし、現在の介護保険制度には、いくつかの根幹的な矛盾があり、
それが制度の安定、財政の安定、そして業界の健全な発展を阻害する要因となっています。

その一つが、「介護」と「福祉」の混乱です。
制度的にみれば、「介護保険」と「老人福祉」の混乱であり、
事業経営の視点からみれば、「民間営利介護サービス事業者」と「社会福祉法人」の混乱です。

ここでは、まずデイサービスやショートステイなど第二種社会福祉事業を例に、
介護と福祉の制度の混乱と、これからどうなっていくのか、その方向性について考えます。




https://youtu.be/IYhDF3FfomY



関連記事

  1. 【動 画】 介護保険制度はどう変わるのか Ⅴ ~二つの介護報酬の…
  2. 介護事故にかかる三つの法的責任
  3. 未来倶楽部に見る入居一時金の脆弱性(上) ~事件の背景~
  4. 【動 画】 親の介護が心配になってきたときに、子供が考えること、…
  5. 「そろそろ介護」「イザ介護」 何はともあれ地域包括支援センターへ…
  6. 介護事故報告書を見ればわかる あなたの働く事業所のレベル
  7. AIスピーカーが変える超高齢社会 (上)  ~高齢者・家族~…
  8. 親が元気なときにこそ、親子で「認知症」の話をしよう

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


TOPIX

NEWS & MEDIA

WARNING

FAMILY

RISK-MANAGE

PLANNING

PAGE TOP