突然、親か要介護になった時 最終回は、認知症の発症です。
前回、「認知症の初期症状ではないか…」と疑った時の対応について述べましたが、
今回は、発見した時には、徘徊など症状が相当に進んでいた時に対応です。
親の介護で、最も難しいのが、この「突然、重度認知症…」というケースです。
この場合、その日から本人をひとりにさせることはできませんから、
すぐに家族が緊急避難的に帰ってきて介護をするか、認知症の専門病院に入院させるか、
老人保健施設などの緊急ショートステイなどを利用するしか方法はありません。
最近は、認知症対応可能、すぐに入居できます・・という高齢者住宅が増えています。
焦りと不安で混乱しているため、その美辞麗句に飛びつきたくなる気持ちはわかりますが、
住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅では、介護システム的に不可能です。
基本的には、介護休業をできるだけ早期に取得して、
自宅で介護しながら、特養ホームまたは認知症グルーブホームを探します。
ここでは、「わかったときには、徘徊など認知症が進んでいた…」
という場合に、子供家族はまず何をすべきか、どの方向性を目指すのか…
そのポイントと考え方について、整理します。
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