高齢者が、突然、要介護になる理由の一つは、骨折や脳梗塞などの怪我や病気です。
高齢者は、骨密度の低下によって転倒すれば骨折するリスクが高く、
高血圧、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病により、脳梗塞や心筋梗塞のリスクも上がります。
そして、ほとんどの人が、そのまま要介護状態になります。
実家で元気に暮らしていたのに、ある日突然、近くの人から脳梗塞でして入院したと連絡。
慌てて飛んで行って、一命を取り留めたと聞いてほっとしたものの、麻痺が残ると聞いて、
自宅で生活できるのか、これからどうすれば良いのかと不安で頭がいっぱいになります。
しかし、これから何をすべきかがわかっていれば、そう慌てる必要はありません。
逆に、ここでバタバタと慌ててしまうと、感情的・場当たり的な対応となり、
「もっと、きちんと考えれば良かった…」「できることはたくさんあったに…」と
親も子供も、後々まで、後悔することになります。
親が突然、怪我や病気で入院した場合、その後の生活は
① 介護サービスを利用しながら、これまで通り自宅で生活を続ける
② 重い後遺症が残り、自宅での生活が困難になり、特養ホーム・高齢者住宅へ入居する
の大きく二つに分かれます。
ここでは、①の「介護サービスを利用しながら、これまで通り自宅で生活を続ける」
というケースについて、その流れと検討すべきポイント、家族の役割について整理します。
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