MOVIE

【動 画】 介護事故の判例を読み解く Ⅱ ~自己決定の尊重とは何か~


介護事故の民事裁判において、予見可能性があっても安全配慮義務が満たされていたと判断されるには
① 事故予防の対策に過失がなかった。できうる限りの対策を取っていた
② 事業者が提案した事故対策に対して、被害者本人が拒否をしたために発生した
という二つのケースに限定されます。

この②のケースが「自己決定の尊重」と呼ばれるものです。
「車いすの移乗時は、一人では危ないので介助します」
「転倒時の骨折リスク軽減のため安全マットを設置しましょう」
と本人・家族に提案しても、本人が拒否すれば、無理強いをして行うことはできないからです。

ただ、実際の判例を見ると、
「本人がそう言ったから…」というだけでは、安全配慮義務を満たしているとは言えません。
同様に「ケアプランにサインしてもらっているから…」というだけでも、自己決定にはなりません。

ここでは、病院やデイサービスで発生した介護事故裁判を例に、
介護看護における法的に求められる「安全配慮義務」の範囲とはどこまでなのか…。
そして、介護事故裁判にしないために、また万一裁判になっても負けないために、
介護現場で、また説明の段階でどのような工夫をすればよいのかについて、考えます。



https://youtu.be/9R5FJFZanic



関連記事

  1. 親の介護に向きあい始める時の注意点 (後)
  2. 労働集約的・専門的サービスの経営のポイント
  3. 介護事故「集計・要因分析せず」 自治体三割 ~厚労省のリスクマネ…
  4. 【動 画】 親が突然要介護になった時 ~生活環境整備の4つの基本…
  5. 介護事故報告書を見ればわかる あなたの働く事業所のレベル
  6. 【動 画】 介護休業は親の介護のための休みではない
  7. AIスピーカーが変える超高齢社会 (上)  ~高齢者・家族~…
  8. 未来倶楽部に見る入居一時金の脆弱性(中) ~居住権・商品性~

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


TOPIX

NEWS & MEDIA

WARNING

FAMILY

RISK-MANAGE

PLANNING

PAGE TOP