介護需要の高まりを背景に右肩上がりで増加してきた高齢者住宅。
その陰で、事故やトラブル、虐待も激増、サービスの質・スタッフの質・経営の質は、「玉石混淆」から「二極化の時代」を迎えている。「素人事業者」は「プロの事業者」は何が違うのか・・・。
わたしの新しい書籍が、花伝社さんから発売となります。
タイトルは、「二極化する高齢者住宅 ~商品・価格・リスク・ノウハウを見抜く~」
有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅など、民間の高齢者住宅は増加していますが、
同時に、事故やトラブル、虐待などの事件、事故も増加しています。
その背景の一つとして挙げられるのが、「素人事業者」の増加です。
高齢者住宅を選ぶ高齢者・家族の基本ニーズは、「終の棲家」です。
「介護が必要になっても安心・快適」とほとんどの高齢者住宅でセールスしていますが、
残念ながら、サ高住・介護付・住宅型問わず、本当に重度要介護・認知症になった時に
住み続けることのできる高齢者住宅は、全体の二割程度しかありません。
重度化対応できないのに、現場の負担を理解しないまま「安心・快適」としているために、
過重労働によって「介護の仕事はブラックだ…、最悪だ…」という怨嗟の声が溢れているのです。
「良い高齢者住宅」は、要介護状態や収入資産、求めるサービスによって一人一人違います。
ただ、「素人事業者・悪徳事業者」の特徴は、値段を問わず、大手中小を問わず同じです。
高齢者住宅選びは、まずは「素人事業者を選ばないこと」が最も重要なのです。
「普通の人にはそんなことは、わからないよ…」「入居しないとわからない…」
そう思うかもしれませんが、ポイントを知っていれば入居前、説明を聞くだけで簡単にわかります。
素人事業者には、明らかな、いくつかの特徴があるからです。
この「入居してはいけない高齢者住宅」は「働いてはいけない高齢者住宅」と同じです。
初めての介護、「こんなはずではなかった…」と後悔する前に・・・
「プロの事業者」「素人事業者」は、何が違うのか、どこが違うのか・・・
本書では、それをお伝えしたいと思っています。
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